空き家放置の現実
2026年02月13日
②「まだ使うかも」で不動産を放置すると起きる現実
相続で空き家や古い家を引き継いだとき、
「まだ使うかもしれないし、とりあえずそのままでいいか」
と考える方は少なくありません。
お気持ちはとても分かります。すぐに結論を出せないのが普通です。
ただ、不動産だけは**“何もしない”が続くほど、問題が増えやすい**のも現実です。ここでは、放置によって起きやすいことを整理します。
1)建物の傷みが進み、結果的にお金がかかる
人が住まなくなった家は、想像以上に傷みが早く進みます。
換気がされないことで湿気がこもり、カビ・腐食・シロアリの原因になることもあります。
「いつか使おう」と思っていても、いざ使う段階で修繕が必要になり、想定外の費用が発生するケースは珍しくありません。
2)近隣トラブルの火種になりやすい
空き家の放置で起きやすいのが、近隣からの困りごとです。
・庭木や雑草が伸びて通行の邪魔になる
・落ち葉やゴミが溜まる
・台風後の飛散物・破損が気づかれにくい
・不審者の侵入など、防犯面で不安視される
家の持ち主に悪気はなくても、周囲から見ると「管理されていない家」に見えやすく、苦情や相談が入りやすくなるのが実情です。
3)使っていなくても費用負担は続く
空き家でも、固定資産税などの負担は毎年かかります。
さらに、最低限の管理(草刈り、換気、簡易清掃、修繕)にもお金や手間が必要です。
「まだ使うかも」と迷っている間も、
負担だけが積み上がっていく——これが放置の一番つらいところかもしれません。
4)相続人が複数だと、時間が経つほど話がまとまりにくい
相続した不動産が共有(兄弟姉妹など複数名義)になっている場合、放置期間が長いほど、意見が割れやすくなります。
・使いたい人
・売りたい人
・貸したい人
・そもそも関わりたくない人
状況が悪化してから話し合うより、建物が元気なうちに選択肢を整理しておく方が、結果的にスムーズです。
まだ決めなくて大丈夫。まずは「選択肢の整理」から
ここまで読むと「すぐ売らないといけないの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
大切なのは、今の状態を把握して、
・このまま維持する場合に必要なこと
・貸す場合の現実的な手間と費用
・売る場合の進め方と目安
を先に整理しておくことです。
「まだ売ると決めていない」段階でも大丈夫です。
状況に合わせて選択肢を一緒に整理しますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。